2010年 08月 31日
富士登山ブーム【Mt.Fuji】 |
年間の入山者数が年間20万人をゆうに超え、社会的な問題になっているようです。
トイレの処理能力オーバーやゴミの問題をはじめ、様々な課題が集積しているよう。
でもこれは今に始まった事ではなく、何年も議論の対象になっている。
行政の対応や予算の事に話しの矛先が行くが、本来は登山者のモラルに他ならない。
山の素晴らしさ、山頂からのご来光、遥か永遠にも思える雲海。苦しみを乗り越えて頂きへたどり着く達成感を味わう。そういう事に楽しさを見出す事のできる人がなぜゴミを捨てて帰れるのだろうか。理解に苦しむが数字がそれを物語っている。
誰しも今のような事を聞けば「山を何だと思っているんだ!」と腹を立てると思います。
でも事実としてその中の数%の人はペットボトルをポイ捨てしているのです。
さらにその中の数%の人は、各地の登頂自慢をしながら現地の対応を非難したりします。
自分の事を棚に上げて立派な事を言う人は、この世の中に沢山います。
でも、その考えが行動に伴っていないと何もならない。
その数%の人間はきっとまた来年も富士山中にゴミを捨てていくだろう。
そして「富士山はやっぱり良いぞ」などと登った事のない人にその魅力を伝えようと、いつものように語りだすのだろう。
(写真:蔵王・熊野岳から馬の背にかけて)
by gagaonsen
| 2010-08-31 10:43
| アウトドアスポーツ