2011年 07月 22日
三菱デリカ スペースギア |
峩々の送迎車として頑張っております三菱デリカ。
厳冬期など蔵王の過酷な状況下でも、卓越した走破性を発揮する頼れるタフガイ。
なのに、いわゆるバンタイプのそれとは明らかに異なる上質な乗り心地。
内装なども含め、ただの送迎車とは一線を画するサルーンでございます。
8人乗りでありながら本格的クロカン4×4の走り。
発売当初からその希少性・信頼性にファンはたまらない存在でした。
現在はニューモデルのD5という後継車種がリリースされております。
さて、私のお気に入りでありますデリカ・スペースギアなのですが、遂にリアのサイドステップが錆でやられました。
このステップは開閉時に出たり入ったりして、車高の高さによる乗り辛さをカバーしている。
かなり気に入っていた機能でしたので、ショック!
10年超・12万キロを超え、そろそろこういった腐食トラブルが出てくる頃です。
防腐スプレーなどで多少はカバーできますが、この車はその処置をしておりませんでした。
ステップそのものは簡単に取り外せますし、メーカーからの部品供給もスピーディーでしたので問題はなく付く事ができました。
しかし、自動で出るはずのステップが出てこない。モーター類の故障!
仮説としては、使用年数と同時にやはり使用環境です。
凍結している状態で無理に作動をさせてしまったりしたら、必ず壊れます。
でも、10年以上も良く動き続けました。
何のメンテナンスもしていなかったのに、すごいと思います。
内蔵モーターもしくはギアの故障であろうと、分解してみました。
取扱説明書を読むと「不具合があった場合は、すみやかに販売店へ」と書かれている。
多分、持って行ったらこのユニットを全部交換しましょう!みたいな事になる。
何とか直らないかと分解清掃・グリースアップを試みます。
もう一度組んでみると、かなりゆっくりですが動きます。
警告灯も消えている。
完璧に修理できたとは言い難いですが、ご乗車になるお客様には不便を掛けないレベルにはなりました。
営業で使う車と割り切れば、どうって事は無い。
でも、雨の日も風の日も、猛吹雪の日も休まず働く車。
やっぱり大切に乗り続けたい。
車好きとは言っても、いわゆるマニアのそれとは違います。
だから、いつかは私に経営判断が下されてしまう企業の資産に過ぎません。
でも、その日が来るまでとことん付き合いたい。
ふと考えますと、全てに通じる考え方なのではないでしょうか。
どんな相手でも必ず別れが来ます。
だからこそ、その時に悔いを残さないようにつきあいたい。
その見極めが、人間を大きく成長させるのかもしれませんね。
経営者とは意思決定業。まさにそうなんですね。
by gagaonsen
| 2011-07-22 18:39
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