2012年 02月 25日
伊坂幸太郎の最新刊 『仙台ぐらし』に掲載 |
地域誌『仙台学』の1号から10号まで(2005~2010年)の連載エッセイ「仙台ぐらし」(全面改稿)と、単発エッセイ1編に、震災後のエッセイ「いずれまた」「震災のあと」「震災のこと」、そして宮城県沿岸を舞台に移動図書館(ブックモビール)のボランティアを主人公とした書き下ろし短編「ブックモビール a bookmobile」を収録。(出版社:荒蝦夷HPより)
1/タクシーが多すぎる
2/見知らぬ知人が多すぎるⅠ
3/消えるお店が多すぎる
4/機械まかせが多すぎる
5/ずうずうしい猫が多すぎる
6/見知らぬ知人が多すぎるⅡ
7/心配事が多すぎるⅠ
8/心配事が多すぎるⅡ
9/映画化が多すぎる
10/多すぎる、を振り返る
11/峩々温泉で温泉仙人にあう(P.133)
12/いずれまた
13/震災のあと
14/震災のこと
15/ブックモビール a bookmobile(書き下ろし)
16/あとがき
この時の楽しかったインタビューは鮮明に覚えています。
2007年、峩々温泉の旧館談話室。
こけしが並ぶガラスケースの前にあるチェアに座り、対談形式。
「あの伊坂幸太郎」に会える!それだけで朝からそわそわドキドキしてました。
いったいどんな人なのだろう。様々な作家という人のイメージが交錯する。
でもそれは伊坂さんの爽やかで優しい語り口によって、大変リラックスした雰囲気で進める事ができました。あのやわらかい感じは今でもはっきりと記憶しております。
いつも思いますが、文章を書いてそれを生業にされている方との語らいは本当に素晴らしい。
自分の思うぼんやりとした思考が、パズルゲームを解くかのうように次々と整理されていく。
それを簡潔な言葉で文字にしてしまう。
その人間が持つバイタリティによって、表現のスタイルは様々です。
だからなお読んでいて楽しいのです。
私は取材される側にいるラッキーな人間だと思いますし、同時にそれはこのような商売をやっているからこその役得なのかもしれません。
by gagaonsen
| 2012-02-25 11:16