フィロソフィーとメンバー紹介
蔵王の自然の恵み。
そこに住む私達はその恩恵を受けながら生活をしています。
温泉・水・四季のうつろい・・・そして食材。
良い温泉旅館には独特のこだわりがあり、その多くは食材への思いがあります。
訪れる旅人は料理人の手腕よりもむしろ、地元でしか採れないものを求める。
例えば山菜。各地方で採れるものも調理法もまちまちです。呼び方もエリアごとに違ってくる。どんなに上手な天ぷらでも、市場から買ってきたものより旅館の主人がつんできたものに勝る価値はない。料理人をはじめとするその担い手は、そこを勘違いしてはいけない。
(写真:蔵王のこんにゃく 丸実屋 代表 斉藤社長/会場・備品提供 我がチームのボス)
最短の流通経路を通過した食材より、食卓に上るまでのストーリーを楽しみたい。
旅人が家を出る時に高鳴る鼓動を抑えながら、様々な思いをめぐらす。
もっとその土地に触れたい。様々な出会いに感動したい。
自分の価値観が大転換するほどの時間が次の瞬間にめぐってくるかも知れないと思う。
それが旅というものだと考えます。旅とはロマンそのもの。
それはまさに夢を追い求めるための冒険なのです。
(写真左:丸実屋 村上なをみさん/可愛い敏腕アシスタント事務局)
(写真右:アトリエデリス オーナー 佐々木シェフ/リーダーとしてみんなを牽引)
生産者とそれを取り巻く人間達の物語。
我々はなぜここまで熱く語れるのか?
それはある事に気が付いたからです。
安全・安心という食材に夢はありません。
(写真上:グリーンアトリエひらきゅう 代表 平間さん/IT担当)
(写真下:竹鶏ファーム 代表 志村社長/佐々木シェフと共に発起人)
今、作り手と消費者が両方求めているのもの。
それはその食材にまつわる夢や冒険という物語です。
限りある人生の中で、人はどれだけ自分の食べているものに関わって生きていけるか?
世の中が複雑化していけばいくほど、人間の持つ欲求は単純化していくと思います。
地元の食材を本物化させる。これが我々のシンプルな目的なのです。
(写真:植蔵(造園) 岩佐さん/植物の体験 グランドデザイン)
(写真:アトリエ ロザリンダ(陶芸) ジョゼさん/器)
本物は単純でなければいけません。
誰にでも受け入れられ、高級ではなく上質。全てのストレス・色々な意味での副作用が無いもの。害をおよぼさない。高品質で安全・安心。万能で経済的である。
単純なものを真剣にもっと単純化させる。
深く考え、語り会わなければ本物はできません。
今、蔵王エリアに必要な事は熟慮する事。
つまり文化レベルの向上が最も必要な用件なのです。
一流の農業家と一流の料理人の成長には、大きな夢が必要です。
それを共有化させ、大切な宝物にしなくてはなりません。
ざおう 森の回廊は、ひとつひとつの点を線で結ぶ食のコミュニティイベントなのです。
メンバーはこの蔵王エリアで最も意識の高い農業家・経営者・職人・オーナーシェフばかりです。
今後の取り組みとして具体的に考えられる事は・・・。
日本一の生鮮単品を産み出す事のできる農業家の育成
高校生・大学生レベルでの食育
蔵王エリアの美化活動
清掃活動等の労働奉仕によるマイレージポイントの配布
各店舗でのポイントショッピング・・・etc
そのために、みんなに理解してもらうために毎月イベントを行います。
イベントに来てもらって、趣旨をお客様と一緒に考える。
蔵王について、自然について、食についてみんなでアイディアを出す。
そして行動に移す。
その行動から感動が生まれ、人を突き動かす。
どなたでもいつからでも参加できる夢って、毎日の生活をちょっぴり豊かにすると思いませんか?来月も再来月もずっとやっていきます。大きな夢を持って活動している自分達、ちょっとカッコいい!頑張ります。